クリーンテック戦略月次レター:気候変動対策の加速急務に
今年前半は上昇基調となった世界株式市場は、9月は下落しました。
クリーンテック戦略ポートフォリオの当月のパフォーマンスは、主として北米や欧州などの保有銘柄の株価が下落したことがマイナス寄与となり、世界株式(MSCI ACWI、米ドルベース)を下回りました。
サプライチェーンの混乱継続や資源高などに伴うインフレ高止まりの可能性など、世界経済や市場動向には不透明感が広がりつつありますが、クリーンテック関連分野への関心は着実に高まっています。9月には国連総会が開催され、各国首脳が気候変動対策の加速の必要性を強調しました。中国の習近平国家主席は、同国のエネルギー移行へのコミットメントを強調し、途上国の低炭素推進を強力に支援するため、海外で石炭火力発電所建設への支援停止の方針を表明しました。
国連総会における主要国のコミットメントおよび途上国を中心とした排出削減拡大の必要性により、気候変動対応への認識がさらに高まる見込みです。COP26での全世界的な排出削減の加速に関する議論も注目されます。そして、各国の気候変動対策の拡大に伴い、クリーン・テクノロジーに対するニーズもさらに広がりを見せています。こうした中、当戦略が投資対象とするクリーンテック関連企業の持つ技術が、気候変動問題を解決する手段として今後も幅広い分野で採用されていくと見られます。
クリーテック戦略月次レター(2021年9月の振り返り)をご覧ください。
気候変動対策の加速急務に
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