ロボテック戦略月次レター:インフレ圧力が自動化を促進
12月の世界株式市場は上昇し、年間を通じても大幅な上昇を記録して1年を終えました。
当月のロボテック戦略は、12月は市場全体とほぼ同等のパフォーマンスとなりました。米国や日本をはじめ保有銘柄の株価が全般的に上昇したことがプラス寄与となりました。
年末にかけて企業の業績発表やその他のニュースは多くありませんでしたが、1月後半には多くの企業が10-12月期業績や2022年の見通しについて発表する予定で、個別企業および業界の今後の動向がより明確になるとみられます。
2022年も続くインフレ圧力やサプライチェーンの混乱
2022年が明けても、インフレ圧力やサプライチェーンの混乱は引き続き企業の経営に影響を与えており、一部の地域では労働力不足が賃金上昇圧力となっています。米国の求人労働移動調査(JOLTS)によると、コロナ前の月間求人件数が平均600~700万件だったのに対し、現在は約1,100万件となっています。この高水準の求人件数は、企業が働き手を探してもすぐには見つからない状況を示しています。多くの業種、中でも製造業においては、労働力不足を解決する一手として自動化を導入する機会を提供しており、この問題が続く限り自動化の需要を高める原動力となると見ています。
ロボテック戦略月次レター(2021年12月の振り返り)をご覧ください。
インフレ圧力が自動化を促進
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