ロボテック戦略月次レター:日本の自動化銘柄が好調
5月の世界株式市場 (MSCI ACWI、米ドルベース)は上昇しました。月初から一部でグロース銘柄からバリュー銘柄へのローテーションが継続し、様々な長期成長テーマに注目しているロボテック戦略にとって、過去数カ月間と同様にパフォーマンスの抑制要因となりましたが、月末にかけては落ち着いた展開となりました。
なお、新型コロナウイルスワクチンの世界的な普及が続いており、米国では急速に経済活動の正常化が進み、欧州経済も改善しつつあります。世界経済の回復とそれに伴う個人消費の拡大について良好な兆候を見出しており、これは購買担当者景気指数(PMI) などの指標で明らかです。
上記を背景に、日本の産業活動の先行指標である工作機械受注や産業用ロボット受注などは、足元では非常に好調です。コロナ禍発生前の数年間に起こった米中貿易摩擦により先送りされていた需要が、コロナ禍での需要先送りと相まって、今回の需要回復を押し上げています。2020年下半期に中国で見られた堅調な自動化機器需要は、米国での需要増とともに世界的な拡大傾向を見せており、欧州市場も回復し始めています。世界的な設備投資の増加は、さまざまな自動化機器メーカーへの恩恵となっています。
ロボテック戦略月次レターをご覧ください。
日本の自動化銘柄が好調: ロボット受注など日本の産業活動の先行指標、世界経済回復の恩恵を受けて堅調に推移
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