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サステナブルボンドのご紹介

サステナブルボンドシリーズ:モジュール1 – サステナブルボンドのご紹介

サステナブルボンドのご紹介

サステナブルボンドシリーズのこのモジュールでは、サステナブルボンドとは何か、この範疇に入る様々な債券、そしてサステナブルボンドがなぜ債券ポートフォリオの一部をなすべきと当社が考えるのかを見ていきます。 

「グリーン」、「ソーシャル」、「サステナビリティ」ボンドを総称したサステナブルボンドには、ひとつの共通項があります。それは、すべての債券がポジティブな影響を与えようとするプロジェクトに融資しつつ、投資家に測定可能な収益を提供することです。

グリーンボンドの目的は、グリーンビルディング、低炭素輸送、スマートエネルギーシステムなどの環境にやさしいプロジェクトを通じて低炭素経済への移行に融資することです。

これに対しソーシャルボンドは、より持続可能な経済への移行の社会的側面に対処します。主としてソブリン(国家等)・準ソブリン(政府機関や国際機関等)または銀行が発行するこれらの債券は、雇用の創出、手頃な価格の住宅、医療サービスへのアクセスなど、ポジティブな社会的影響をもたらすことを目標とするプロジェクトに融資します。

サステナビリティボンドは、環境および社会の2つの側面を組み合わせたプロジェクトに融資します。ソーシャルボンドおよびサステナビリティボンドが、サステナブルボンド市場の中でも成長している分野です。

サステナブルボンドは、特化したインパクト戦略のためにあるだけでなく、従来の戦略にポジティブな影響という次元を付加することで、ポジティブな貢献をもたらすこともできます。これらの債券が特定されたプロジェクトに関してより大きなリスクを負うわけではないこともまた、覚えておくだけの価値があります。それよりも、投資リスクは依然として発行体のレベルにあります。

サステナブルボンドに関する公式基準はありませんが、債券発行時に発行体が順守すべき原則を国際資本市場協会(ICMA)が打ち立てました。全てのサステナブルボンドが同じではないため、これは重要なステップです。一部の企業は、それほど有意義なサステナブル戦略をもたなくても、信頼に足る環境・社会プロジェクトを見出しているかもしれず、またその逆があるかもしれません。この市場がメインストリームの代替市場としての土台を築くにつれ、新たな投資機会が浮上するでしょう。 

(オリジナル記事は3月1日に掲載されました。こちらをご覧ください。)

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