アクサIM、 Wキャピタル・パートナーズ買収により、プライベート市場における運用を更に強化
(本プレスリリースは、アクサ・インベストメント・マネージャーズ・グループ(アクサIM)が欧州現地時間2024年4月3日付で配信した英語原文を抄訳したものです。なお、英文の原文と翻訳内容に齟齬がある場合には原文が優先します。)
アクサ・インベストメント・マネージャーズ・グループ(アクサIM)は、Wキャピタル・マネージメントLLC (別名、Wキャピタル・パートナーズ、またはWCP)を買収することで合意に達しました。WCPは、米国に拠点を置き、GP(ジェネラル・パートナー)主導、及びダイレクト・セカンダリー市場投資に特化したプライベート・エクイティ投資会社です。WCPは、プライベート・エクイティ、プライベート・デット、インフラストラクチャーやヘッジ・ファンド等、プライベート市場全般にわたる投資ソリューションを提供する、アクサIMプライムに所属します。
WCPは2001年に設立され、プライベート・エクイティのGPに対してセカンダリー市場の流動性ソリューションを提供するパイオニアです。今回の買収によって、アクサIMは、成長と進化を遂げるプライベート・エクイティ・セカンダリーセクターにおいて、プライベート市場へのアクセスをさらに多様化するという姿勢を表明しています1 。セカンダリーセクターは、2023年に850億ドル以上の資金調達と1,110億ドルの取引量を記録しています。加えて、アクサIMプライムは、セカンダリー投資でも最重要地域の一つである米国を含む北米でのプレゼンスを強化し、また、WCPは、米国やグローバルで関係が広がり、取引量が増えることによって恩恵を受けることになるでしょう。
Marco Morelli、アクサIMエグゼキュティブ・チェアマンは次のように述べています。「米国で確固たる地位を築き、その専門性の高さで知られるWキャピタル・パートナーズと手を組めることを嬉しく思います。WCPのプラットフォームを拡大しながら、新たな価値創造の源泉に達するアクセスを顧客に提供するまたとない機会です。」
Pascal Christory、アクサIMプライム最高経営責任者は次のように述べています。「今回の買収は、アクサIMプライムにとって新たな重要な一歩となります。2022年の設立以来、私たちのビジョンは、急速に成長するプライベート市場において、GPに全てのサービスを提供する世界有数のキャピタル・ソリューション・プロバイダーとなることです。 私たちは、プライベート・エクイティ戦略のポートフォリオにおいて、GP主導のダイレクト・セカンダリーを重要な戦略として位置づけており、適切な水準の創造性、企業価値評価の技術、ストラクチャリングの専門性を兼ね備えたアプローチを探していました。私共は、Wキャピタル・パートナーズという完璧なパートナーを見つけ、この新たな提携に期待が高まっています。」
David Wachter、Wキャピタル・パートナーズ代表パートナー、共同設立者は次のように述べています。「アクサIMプライムに参加できることをうれしく思います。GP主導のセカンダリーやダイレクト・セカンダリーのパイオニアとして、このパートナーシップにより、GPパートナーや投資家のために懸命に開発してきた関係やストラクチャリングの専門知識を、より大規模に提供できるようになります。共通の文化とビジョンを持ち、プライム・チームと緊密に協力して、急速に成長し、非常に革新的な市場でさまざまなソリューションを提供できることを楽しみにしています。」
取引の完了は慣習的な完了条件に従い、2024年第2四半期中に行われる予定です。
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アクサIMについて
アクサ・インベストメント・マネージャーズ・グループ(アクサIM)は、代替資産クラスおよび伝統的資産クラス全般で、多様なグローバル投資機会を提供する世界有数の資産運用会社です。運用商品を通じて、ポートフォリオの多様化と成長を図るとともに、お客さまの長期的な投資パフォーマンスを提供することを目指しています。
アクサIMは、約8,440億ユーロの資産を運用しており、このうち4,800億ユーロがESG統合型、サステナブル型、インパクト型に分類されます(2023年12月末時点)。当社グループは、2050年までに対象資産全体で温室効果ガス排出量をネットゼロにすること、また、銘柄選択からコーポレートアクション、企業文化に至るまで、当社の事業全体にESG原則を統合することにコミットしています。
2023年12月末時点で、アクサIMは18カ国23拠点において2,800名超の従業員を擁し、グローバルな事業を展開しています。アクサIMは、世界最大級の保険および資産運用グループであるアクサ・グループの一員です。
アクサIMプライムについて
2022年に発足したアクサIMプライムは、アクサIMのプライベート市場のイネーブラーおよびヘッジ・ファンドのプラットフォームであり、2023年12月末現在の運用資産残高は約350億ユーロです。プライマリー、セカンダリー、共同投資を通じて、プライベート・エクイティ、インフラ・エクイティ、プライベート・デット、ヘッジ・ファンドなど、グローバルで多様なプライベート市場ソリューションを提供しています。プリンシパル・インベスターやジェネラル・パートナーとして、アクサIMプライムは、お客様のニーズを深く理解し、差別化されたグローバルな視点で投資を行っています。お客様のために持続可能な価値を創造し、ESGの実践を統合し、業界内のESGベストプラクティスを奨励することを目指しています。
Wキャピタル・パートナーズについて
Wキャピタル・パートナーズ(以下「WCP」)は、2001年に設立されたGP主導のソリューション・セカンダリー市場の投資家であり、市場をリードするプライベート・エクイティ投資先企業のセカンダリー流動化ソリューションを提供しています。WCPのGPソリューション戦略には、(i)マイノリティ・リキャップや直接株式購入として組成されるダイレクト・セカンダリー、(ii)GPパートナーと共同で継続ファンドや個別に組成したビークルとして組成されるGP主導型セカンダリーがあります。WCPは19億ドル(2023年12月末時点)の資産残高を運用しており、幅広いGPスポンサーが支援するバイアウト・ステージ、ミッドマーケット・ステージ、グロース・エクイティ・ステージの企業で構成される多様なポートフォリオを保有しています。
WCP は、高成長しているGP 主導の流通市場における高い評判、長年のチーム、および 20 年の経験を備えた GP ソリューション ・プロバイダーとしての専用戦略を持っていることから恩恵を受けています。 大手 GP はセカンダリーを利用して収益を管理し、ファンド・レベルのキャッシュ・フローを改善し、ポートフォリオ企業の保有期間の柔軟性を高めています。 WCP は創造的かつ革新的であるよう努め、さまざまな状況や GP スポンサー パートナーの目的に最適な幅広い取引構造を提供することに熟達しています。
ご留意事項