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インパクトエンゲージメントの原則: 国連の持続可能な開発目標の達成に向けて
- アクサ・インベストメント・マネージャーズ(アクサ IM)は、上場資産への投資戦略を通じて社会に大きなプラスのインパクトを与えられると考えています。これは、資本をベスト・イン・クラスの企業(ESG(環境・社会・ガバナンス)評価の高い企業)に配分し、変化の余地がある企業とエンゲージメントを行う上での論拠となっています。
- 特に上場株式や社債などの上場資産に投資する投資家が自らの行動を通じてインパクトを与えるうえで、エンゲージメントは重要な手段です。投資家による介入は、適切に実行された場合、パリ協定や国連の持続可能な開発目標(SDGs)で設定された目標など、より幅広い社会的目標に貢献する可能性があります。
- ただし、通常のESGエンゲージメントを、SDGsの掲げる目標と関連性があるという理由だけで「インパクトエンゲージメント」と見なすリスクがあります。当社は、通常のESGエンゲージメントを野心的な取り組みだとは考えていません。
- 当社は「インパクトエンゲージメント」をアクティブオーナーシップへの具体的かつ明確なアプローチだと考えています。インパクトエンゲージメントは、ESG関連のエンゲージメントにおける広範で確立されたアプローチとは異なります。
- 当社は本レポートで「インパクトエンゲージメント」のアプローチを提案しています。このアプローチは本質的に戦略的であり、効果的に達成された場合には、非常に良好な結果をもたらします。多くの場合、企業の中核的活動の目標をSDGsに沿う形で達成するための資本配分に注目します。このアプローチは、企業の業績に関する洞察を得るだけでなく、否定的外部性(または負の外部性および外部不経済。経済活動に伴い直接関係を有していない第三者が受ける不利益のこと。たとえば環境汚染や騒音などの公害)のリスクを軽減し、持続可能性に関する報告を改善します。
インパクトエンゲージメントの原則: 国連の持続可能な開発目標の達成に向けて
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ご留意事項
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