アクサIMを名乗る者からの投資勧誘等にご注意ください。詳細はこちら

進化する経済

「進化する経済」とは、どの企業が今後数十年にわたって続く人口構造変動や技術進歩に乗じられるのか、それを地域やセクター区分を問わずに見極めることにほかなりません。

「進化する経済」とは

企業はグローバル化をさらに深化させ、セクターの枠を超えて事業を進めているにもかかわらず、投資家の多くは株式投資手法を何ら変えていないのが実情です。企業の今後の方向性を形作り、その結果として株式投資家に根本的な影響を及ぼす潮流は何か――この問いに対して弊社は、自動化、コネクッテド・コンシューマー、高齢化とライフスタイル、クリーンテック、変動する社会という5つのテーマを選定しました。これら5つを総称して「進化する経済」と呼んでいます。

「テーマ投資」とは

「テーマ投資」とは、特定の経済、業界、社会、技術関連のテーマに絞った投資手法全般を指す言葉で、トレンド投資やメガトレンド投資とも呼ばれます。今日の激変する世界で上記の5テーマすべての中心を流れるのが、長期的な企業行動を左右する2つのトレンド、すなわち人口構造の変化と技術進歩です。

当社が選定した「進化する経済」を構成する5つのテーマは、長期的な人口構造の変化と技術進歩の結果として生じるトレンドです。これら5つのテーマは、株式投資家に、企業の地域やセクター区分にかかわらず長期にわたって構造的な成長機会を最大限捉えることを可能にする、と当社では確信しています。

テーマ投資の効果

投資対象の地域やセクターという定義は、投資家が企業を分類しアセットアロケーションを決める際にはこれまで便利に用いられてきました。しかし、かつてないほど複雑になっており、つながりを増している世界においては、こうした定義も実態に即して進化を遂げなければならない、と当社では考えています。

テーマ投資手法は、以下のように投資家に貢献いたします。

  • 長期的な変化・成長要因の活用
  • 企業の長期見通しの的確な見極め
  • 特定投資テーマに対する確信の醸成

長期手法としてのテーマ投資

テーマ投資は、投資家の長期的成果の追求を基本としており、一時的な流行のアプローチにとどまらない、理にかなった手法であると考えます。当社は、テーマ投資を株式投資の新たな標準と見なしています。

投資家の関心は個別のテーマやトレンドに向きがちですが、重要なのは、複数のテーマ間に適切な差異を付けた上で分散投資を行うことです。これにより投資家は、単一テーマでは目的に沿った少数の銘柄に投資が集中してボラティリティや景気循環の影響を受けるリスクを緩和することが可能になります。言うまでもなく、最も適切かつ持続可能なテーマを選択することが極めて重要です。当社が先述の5テーマを選んだ理由の詳細は、こちら(英語)でご覧いただけます。

「進化する経済」の投資テーマ

「進化する経済」により恩恵を受ける企業への投資を支援できるよう、5つのテーマの組み入れに向けて社内のリサーチ体制を整えてまいりました。ファンダメンタルズ分析に基づく長期的な成長投資を今後支えていくのは、これら5テーマであると考えているためです。

進化する経済

自動化・ロボテック

ロボット産業は20251年まで年率10%から15%で成長するとみられ、人々の生活や働き方に急速な変化をもたらすでしょう。

進化する経済

コネクテッド・コンシューマー

世界の小売取引に占めるオンラインの比率は18%2に過ぎませんが、スマートフォンの普及により今後増加するでしょう。

進化する経済

高齢化とライフスタイル

60歳以上の人口は2000年から2050年にかけて3倍になると予想され3、企業や個人にとって大きな課題となっています。

進化する経済

クリーンテック

革新的な企業が、希少な天然資源の保全と温室効果ガス排出削減の必要性に対処するためのソリューションを生み出しています。

進化する経済

移行する社会

中間層の拡大は過去150年間4で最大規模となり、アジアおよび発展途上国での消費ブームを引きおこしています。

アクティブ運用でのテーマ投資

長期的な投資機会をもたらすテーマへの投資で価値を高めるには、アクティブ運用が極めて重要な役割を果たすと当社では考えています。このため当社チームは、単に特定のテーマに即した銘柄のバスケットを作成して投資するのではなく、そのテーマから最も大きな恩恵を受ける個別銘柄の選定を追求しています。

産業界で起きている破壊的変化の特徴は、動的なことです。このため、長期的な勝ち組企業を個別に見極めていくことが決定的に重要となります。高い構造的成長を遂げている分野にも負け組企業は存在するためです。

したがって、持続可能なパフォーマンスを目指す投資家にとっては、一時的にもてはやされる銘柄と長期的に事業を継続できる銘柄の違いを理解することが肝要です。

テーマ投資手法は、ビジネスモデルの発展段階にある企業に関して、投資家が将来見通しを把握する際の手助けともなります。例えば、現時点ではまだ収益の大半を従来型事業や製品から上げている企業であっても、長期投資の対象にふさわしい新たな業界や顧客基盤への食い込みに成功する可能性もあるのです。

テーマ投資においてアクサ・インベストメント・マネージャーズを選ぶ理由

記載の数値の出所はすべてアクサ・インベストメント・マネージャーズ(2019年5月31日現在の改訂値)

成長目標は社内向けに例示のみを目的としており、その達成を保証するものではありません。あらゆる投資には、元本の毀損を含め、リスクが伴います。テーマ投資という株式投資手法は金融市場で各種の手法と商品を用いて実行されますが、こうした手法や商品にはある程度の変動が伴い、これが利益につながる場合も損失につながる場合もあります。さらに特定の経済・政治リスクや投資先企業に特有のリスクを被る恐れもあります。

1.
長期的成長テーマを決定する際の厳格な選定プロセス

長期的なトレンドを見極める際には、市場でもてはやされている銘柄と真の投資対象を区別しなければなりません。当社ではテーマ選定に当たり、この先10年間で年10%以上の成長をもたらすポテンシャルを裏付ける証拠(そのテーマに精通する信頼性の高い情報源から出された調査レポートや統計など)を洗い出しています。

>10%年成長見通し

注:記載の数値の出所はすべてアクサ・インベストメント・マネージャーズで、2018年12月31日現在の改訂値です。成長目標は社内向けに例示のみを目的としており、その達成を保証するものではありません。あらゆる投資には、元本の毀損を含め、リスクが伴います。

2.
長期にわたって持続可能な成果を目指すアクティブ運用手法

企業がグローバル化を深化させつつセクターの枠を超えて事業を進める中、各テーマにおける長期的な勝ち組と負け組を見極めるためには、各企業の市場、戦略、顧客層を理解することが極めて重要です。

  • 1960年の創業以来実績を積み重ねてきたアクティブ運用手法
  • 技術革新を生かして持続可能な事業成果を達成し得るか否かを各企業について精査し、その能力が実証された企業のみに集中
  • 勝ち組と負け組の判断材料とすべく、企業経営陣との面談を毎年数百回実施

当社のアクティブ運用における銘柄選定手法は、単に特定セクターの構成銘柄から成るバスケットに投資するのではなく、最も高い成長ポテンシャルを持つと見なした優良企業を選び抜く、というフラムリントン株式チームの基本哲学に根差しています。

3.
イノベーティブな独自リサーチを通じて投資テーマにフォーカス

当社では、投資家が長期的なリターン成長ドライバーを享受できるよう、地域・セクター別情報よりもテーマ関連の情報分析を優先させる協働的リサーチ体制を整えてきました。セクターの枠を超えて事業を進める今日の企業を評価する際には、地域・セクター別情報の重要性は相対的に低いと考えるためです。

  • 当社は協働的リサーチ体制により
  • 豊富な専門知識と最良の投資アイデアを組み合わせています

当社は独自のテーマ情報データベースを生かし、約1万1000社に上る投資対象企業の「進化する経済」各テーマに対する関連性を数値化しています。

当社のポートフォリオは概して各テーマと高い関連性を有しており、通常、70%超の構成銘柄が特定の成長テーマと中程度から高程度の関連性を有しています。これにより、適切な分散化を図りながら各テーマとの高い関連性を確保するとともに、高い成長ポテンシャルを有する企業に対して、長期トレンドおよび事業変革の初期段階で投資することも可能となっています。 

関連記事

資産クラス

【アクサ世界株式ファンド】四半期レポート 2024年7-9月

【アクサ世界株式ファンド】四半期レポート動画 2024年4-6月

【アクサ世界株式ファンド】四半期レポート動画ー2024年1-3月

    ご留意事項

    本ページは情報提供のみを目的としており、特定の有価証券やアクサ・インベストメント・マネージャーズまたはその関連会社による投資、商品またはサービスを購入または売却するオファーを構成するものではなく、またこれらは勧誘、投資、法的または税務アドバイスとして考慮すべきではありません。本資料で説明された戦略は、管轄区域または特定のタイプの投資家によってはご利用できない可能性があります。本資料で提示された意見、推計および予測は掲載時の主観的なものであり、予告なしに変更される可能性があります。予測が現実になるという保証はありません。本資料に記載されている情報に依拠するか否かについては、読者の独自の判断に委ねられています。本資料には投資判断に必要な十分な情報は含まれていません。

    投資リスクおよび費用について
    当社が提供する戦略は、主に有価証券への投資を行いますが、当該有価証券の価格の下落により、投資元本を割り込むおそれがあります。また、外貨建資産に投資する場合には、為替の変動によっては投資元本を割り込むおそれがあります。したがって、お客様の投資元本は保証されているものではなく、運用の結果生じた利益および損失はすべてお客様に帰属します。
    また、当社の投資運用業務に係る報酬額およびその他費用は、お客様の運用資産の額や運用戦略(方針)等によって異なりますので、その合計額を表示することはできません。また、運用資産において行う有価証券等の取引に伴う売買手数料等はお客様の負担となります。

    アクサ・インベストメント・マネージャーズ株式会社
    金融商品取引業者 登録番号: 関東財務局長(金商) 第16号
    加入協会: 一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人投資信託協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、日本証券業協会

    お問い合わせ先:TOKYOMARKETING@axa-im.com