アクサIM、資産運用研究所アドバイザリーコミッティに4名の社外メンバーを任命
(本プレスリリースは、アクサ・インベストメント・マネージャーズ(アクサ IM)が欧州現地時間2023年2月21日付で配信した英語原文を抄訳したものです。なお、英文の原文と翻訳内容に齟齬がある場合には原文が優先します。)
アクサIM、資産運用研究所アドバイザリーコミッティに4名の社外メンバーを任命
アクサ・インベストメント・マネージャーズ(アクサIM)は、昨年設立したアクサ IM 資産運用研究所1 のアドバイザリーコミッティに4名の著名な社外メンバーを任命しました。マクロ経済、気候変動、生物多様性、天然資源など、さまざまなテーマについて専門的な知見を提供していただく予定です。
アドバイザリーコミッティの新メンバーは以下の通りです。
- オリヴィエ・ブランシャール氏:マサチューセッツ工科大学(MIT)経済学部名誉教授、国際通貨基金(IMF)元チーフエコノミスト(経済顧問兼調査局長)、現在はピーターソン国際経済研究所シニアフェロー。マクロ経済に関する助言を行う
- ナイジェル・トッピング氏:政策アドバイザー、COP26における気候チャンピオン。気候に関する助言を行う
- 世界自然保護基金(WWF)フランスからは、企業エンゲージメント・ディレクターのマリー=クリスティーヌ・コーニロフ氏と、サステナブル・ビジネス・プラクティス・ヘッドのニコラ・ロズ・デ・コエグールハン氏が、自然や生物多様性に関する助言を行う予定です。
アクサIM資産運用研究所は、資産クラスの見解、マクロ経済、サステナビリティ、未来トレンドをカバーし、世界のマクロ経済および投資の見通しに影響を与える短期および長期のトレンドに関するインサイトの提供を通じて、お客様やポートフォリオマネージャーがより良い情報に基づいた意思決定を行えるようにサポートすることを目的としています。
社外メンバーは、半年ごとに開催されるアドバイザリーコミッティに出席し、資産運用研究所がカバーする主要なマクロおよびリサーチテーマに関する議論に参加し、アクサIMの専門家のリサーチを補完します。コミッティは、アクサIMの各運用チームの代表と、マクロ経済リサーチ、ESGリサーチ、クオンツラボの各チームのシニアメンバーで構成されています。
今回の発表に関して、アクサIM資産運用研究所議長兼アクサIMコアCIO(最高投資責任者)のクリス・アイゴーは、次のように述べています。「質の高いリサーチと分析は、常にアクサIMの基本となってきました。地政学的な不確実性、インフレ環境、景気後退の可能性がある今、お客様の資金を運用する当社のポートフォリオマネージャーにとって、専門家の見解にアクセスできることは、これまで以上に重要になっています。新メンバーは、資産運用研究所の意見形成に優れた知見をもたらしてくれます。それによって今日の複雑な状況を切り抜け、投資家の利益に向け将来の課題と機会を確実に先取りしていけるでしょう。」
アクサIM資産運用研究所およびアドバイザリーコミッティについては、こちらからご覧ください。
以上
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- クリス・アイゴー:アクサIM資産運用研究所議長およびアクサIMコアCIO
- ジル・モエック:アクサグループ ・チーフエコノミストおよびアクサIMリサーチヘッド
- デイビッド・ペイジ:マクロリサーチ・ヘッド
- クリストフ・フリッチュ:アクサIMオルツ、オルタナティブクレジット・グローバルヘッド
- ジャスティン・クーロー:アクサIMオルツ、リアル・アセッツ、リサーチ&ストラテジー・グローバルヘッド
- マリオン・ルモレデック:債券グローバルヘッド
- マーク・ハーグレイブス:株式グローバルヘッド
- ローラン・クラベル:マルチアセット・グローバルヘッド
- ヴィルジニー・デルー:ESGリサーチ・ヘッド
経歴
オリヴィエ・ブランシャール(Olivier Blanchard)
ピーターソン国際経済研究所C.フレッド・バーグステン・シニアフェロー、マサチューセッツ工科大学(MIT)経済学部ロバート・M・ソロー名誉教授。フランス国籍だが、研究者人生の大半を米国で過ごす。 1977年にMITで経済学博士号を取得、その後ハーバード大学で教鞭をとり、1982年にMITに戻る。1998年から2003年まで経済学部長。2008年に休職し、国際通貨基金(IMF)のチーフエコノミスト(経済顧問兼調査局長)に就任、2015年まで在籍。その後、ピーターソン国際経済研究所に入所。
金融・財政政策の役割、投機バブル、労働市場と失業の決定要因、旧共産圏の経済移行、世界金融危機の本質など、マクロ経済に関する広範な問題に取り組む。その過程で、多くの国や国際機関と連携。
マクロ経済学に関する2冊の教科書(スタンリー・フィッシャーとの共著、大学院レベル、学部レベル)をはじめ、多くの著作や論文がある。また、Quarterly Journal of EconomicsとNBER Macroeconomics Annualの元編集者であり、American Economic Journalの創刊編集者。また、American Economic Journal: Macroeconomicsの創刊編集者。計量経済学会のフェローおよび前評議員、アメリカ経済学会の元会長、アメリカ芸術科学アカデミーのメンバー。
ナイジェル・トッピング(Nigel Topping)
2020年1月に英国首相によって、第26回気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)の国連ハイレベル気候行動チャンピオンに任命され、COP27でその役割を終えたばかり。COP25のハイレベル・チャンピオンであるゴンサロ・ムニョス氏とともに、2050年までにすべての参加者がネットゼロ実現を目指すグローバルキャンペーン「Race to Zero」、2030年までに(気候変動に脆弱な)40億人のレジリエンスを確保するためのグローバルキャンペーン「Race to Resilience」、既存および新規のネットゼロ金融イニシアチブ連合である「Glasgow Financial Alliance for Net Zero (GFANZ、グラスゴー金融同盟) 」を設立。
国連ハイレベル気候行動チャンピオン就任前は、ゼロカーボン経済への移行を加速させるための企業連合であるWe Mean BusinessのCEO。それ以前は、新興国や製造業などで世界的に18年間民間セクターで勤務し、その後カーボン・ディスクロージャー・プロジェクトのエグゼクティブ・ディレクターを務める。
2022年のエリザベス女王の誕生日にCMG勲章を授与、エクセター大学経済学部名誉教授を務めている。
マリー=クリスティーヌ・コーニロフ(Marie-Christine Korniloff)
WWFフランスの企業エンゲージメントディレクター。HECビジネススクールで金融を選好し、クレディ・デュ・ノール銀行でキャリアをスタートし、さまざまな管理職を歴任。2004年、ケス・デパーニュ銀行のサステナブル開発チームに参加。ケス・デパーニュグループでの役職に加え、「金融商品の透明性と表示に関する協会(ATEPF)」の代表を務める。
2012年、フィナンシエール・ドゥ・レシキエに社会的責任投資責任者として入社。 また、複数の機関(パリ政治学院(シアンスポ)、パリ東大学、CFAデカルト)で持続可能な開発問題について講義を行う。
2013年から、WWFフランスの企業エンゲージメント・チームのディレクター。
ニコラ・ロズ・デ・コエグールハン(Nicolas Loz De Coëtgourhant)
WWFフランスのサステナブル・ビジネス・プラクティス・ヘッドとして、科学的アプローチを通じた気候変動や生物多様性の損失への対処など、WWFが優先的に取り組んでいる保護活動について大手企業に対してエンゲージメントを行う。
エコール・サントラル・ド・リール(リール中央学校)をエンジニアとして卒業。プライスウォーターハウスクーパースで5年間、持続可能な開発の専門コンサルタントとして勤務。専門分野は、CSR戦略の設計と実施、環境影響評価、企業やセクターレベルの環境・社会分析など。また、欧州、アメリカ、アジアで環境・社会監査を主導、コーディネートした経験もある。
2014年にWWFに参画、企業との国際的なパートナーシップを構築することで企業セクター全体の変革を推進し、事業変革やセクターにおける広範な変化に貢献。セクター別連合の例としては、GPSNR(持続可能な天然ゴムのためのグローバルプラットフォーム)やTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)など。
ご留意事項